2010年09月15日

3年で社員が半減する会社、しない会社(2)

●会社の不信感が芽生える温床

自律型人材を求める・・・・・・前向きな印象があって、聞こえのよいフレーズだ。
しかし、聞こえのよい言葉とは、えてして、耳にしただけでみんなが納得してしまい、右の耳から左の耳へ、だ。

経営陣との温度差が、新入社員と現場の先輩社員との温度差にもなる。

「だって、社長が『おおいに議論してください』と言ってましたよ」と新入社員は本当に思う。

先輩社員は「3割引きで考えろよ。そんなのタテマエなんだから」と言う。

新人たちの不信感は、実は、経営陣が生み出している、という皮肉だ。




●経済産業省「社会人基礎力」がただ垂れ流されている。

肝心なのは、それをどの程度かみくだいて説明しているか、だ。
職場に共通理解が浸透しているか、迷った時のための指導用マニュアルが整備されているか、ということだ。
単なる言葉の羅列で終わってはいけない。



「社会人基礎力」とは、経済産業省よって「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力」(「社会人基礎力」)を定義された「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力。

http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.htm



■ホーライのブログ集
http://knowledge-forest.seesaa.net/

■医薬品ができるまで
http://chiken-imod.seesaa.net/

■ホーライ製薬
http://horaiseiyaku.seesaa.net/

■ハードボイルド・ワンダーランド日記
http://hard-wonder.seesaa.net

posted by ホーライ at 19:30| Comment(14) | 3年で辞める、辞めない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

3年で社員が半減する会社、しない会社 (1)

若者たちが不満に思っていること。

●それなりのキャリアを積もうと考え、「20代は修行の時期」と覚悟していた。

●1年で辞めたが、あっさり辞めたつもりはない。1年でもかなりのことがわかった。

●5、6年勤めたら、どうなるか、見本がまわりにいっぱいいる。

●幹部は「自律型人材であれ」と言うが、そういう人は見当たらない。

●新人を本気で育てようとする空気がない。

●給与より、働きがい。リスペクトできる人と切磋琢磨する環境がほしい。

・・・・・・etc.


整理すると、次の問題になる。

●制度と適用の問題

●教育と組織風土の問題

●上司・先輩などとの人間関係


日本経団連が2006年に発表した「主体的なキャリア形成の必要性と支援のあり方」次のようなメッセージを揚げている。

企業の活力・競争力の源泉となる最も大切な資源は人材であり、企業はとりまく内外の環境変化に伴い、人材管理・育成
のあり方を再構築していく必要がある。

最先端の分野から現場に至るまで、また、創造的な業務から定型的な業務まで、求められる能力は異なるものの、それぞ
れの職場で自律型(自ら主体的に考え行動する人)が不可欠となっている。




■ホーライのブログ集
http://knowledge-forest.seesaa.net/

■医薬品ができるまで
http://chiken-imod.seesaa.net/

■ホーライ製薬
http://horaiseiyaku.seesaa.net/

■ハードボイルド・ワンダーランド日記
http://hard-wonder.seesaa.net

posted by ホーライ at 12:50| Comment(0) | 3年で辞める、辞めない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。